皆さんのキャディバッグの中には、10~14本くらいゴルフクラブが入っていると思いますが、ウェッジと言われているクラブは何本入っていますか?
そもそもウェッジって何本が良いのでしょうか?
2本派?3本派?それとも4本派などいるかもしれません。
今回は、ウェッジの本数についておススメのセッティングなどできたらと思います。
【本数が許すなら】ウェッジは3本がおススメ
ゴルフクラブには本数制限があり、ドライバーからパターまでのラウンドでプレーする際の本数は14本までと決められています。
14本以下であれば、12本でも7本でも構いません。
本数制限以内なら、ドライバー2本でもパター2本でも構いません。
なので、自分がおすすめする本数は「本数が許すなら3本がおススメ」となるのです。
もともと12本しか使っていないなら、単純に1~2本を追加すればいいですが、現状14本のセッティングの場合は、何かを省いて入れ替える選択を迫られます。
結果、おススメは「可能ならウェッジ3本体制がおすすめ」となるのです。
【そもそも】「P」「PW」はウェッジなのか?
ゴルフクラブのソールに「P」や「PW」と刻印されているクラブがあると思います。
このクラブは、「ピッティングウェッジ」というクラブの名称なのですが、自分はウェッジという名称は今の時代にはそぐわなくなってきていると思っています。
皆さんも聞いたことあると思いますが、「マッスルバック」という上級者向けのアイアンセットのピッティングウェッジのロフト角って知っていますか?
おおよそ「46~48度」のロフト角になります。
それに対して、昨今のアイアンのピッティングウェッジのロフト角はいくつでしょう?
例えば、テーラーメイド SIM MAXの場合「PW=43度」なんです。俗にいう『ストロングロフト』と言われているクラブです。
上級者向けのアイアンで「43度」とは、ほぼ「9I」と同じロフト角です。
※ストロングロフトについて詳しく書いていますので、そちらも参考にしてみてください。
ロフトだけ見たら、今どきのPWはとてもウェッジと言えるロフト角ではありません。
このような個人的な考えと経緯があって、今回はピッティングウェッジは含まない本数で話していきますのでご注意ください。
【初心者なら絶対】おすすめは3本セッティング
では、実際のセッティングのお話をしていきます。
初心者は「PWのロフト調べて、4度刻みで3本セッティング」がおススメです。
ピッティングウェッジ(以下、「PW」です。)のロフト角を確認しましょう。
この話をするとたまに「PWのロフト角が解りません」って答える方がいますが、その質問する時間で「あなたが手に持っているスマホで調べた方が早いよ」って言い返します。
数十年前のアイアンセットでもない限り、PWのロフトくらいネットで検索すれば数秒で出てきますので、自分で確認してみてください。
ちなみに自分は、「三浦技研CB-1006(2006年発売)」という古いアイアンを使っていますが、ちゃんとロフト角は調べられます。
CB-1006のPWのロフト角は「47度」と三浦技研のHPに乗っています。
ちなみに、自分のセッティングは「52-56-60」のセッティングです♪
【セッティング】実際のセッティング例です
実際にどのようなセッティングになるのかというと
先ほどにも登場した、テーラーメイド SIM MAXの場合「PW=43度」の場合。
PW=43度なので、「47-50-55」というセッティングがおススメになります。
その他にも、ブリヂストンゴルフTOUR B JGR HF3アイアン「PW=44度」の場合。
PW=44度なので、「48-52-56」というセッティングがおススメになります。
ついでに、PWが「45度」のロフト角の場合。(PINGに44.5度のPWがあります)
PW=45度なので、「49-53-57」というセッティングがおススメになります。
このような場合は、入手しやすい「50-54-58」でもありですね☆
【一昔前】ウェッジのセッティングと言えば
一昔前のウェッジのセッティングと言えば、「ゴーニー、ゴッパチ」なんて言葉があるくらいほとんどの方が「52-58」の2本体制でした。
これは、PWが46~48度が普通だった頃のセッティングで、アイアンが「スタンダードロフト」だった時代の話です。
14本という制限上「DR-3W-5W-3I~PW(8本)-52-58-PT」の合計が14本というセッティングが一番飛距離の階段を作れるからでした。
しかし、現在は高年齢化の影響なのか「スーパー ストロングロフト」時代です。
PWのロフト角が、昔の9Iもしくは8Iのロフト角と同じになってきています。
なので、現代のアイアンには「52-58」というセッティングが合わなくなってしまったのです。
ちなみに自分が使っている三浦技研のCB-1006は9I=42度、PW=47度です。
このCB-1006というアイアンは2Iからありましたので、19~47度(2I~PW)がアイアンのロフト角になります。
このようなアイアンセットなら、「52-58」でもありだと思います。
ただ、自分はウェッジが不得意な方なので「52-56」のセッティングにしています。
また、60度を入れている理由は「バンカー用」です。
以前のバンカーでは「56度」を開いて使っていましたが、開いて使うくらいならロフトがあるクラブを普通に打った方が簡単だと判断したから「60度」がセッティングの仲間入りしているわけです。
【まとめ】所有クラブからウェッジを選ぼう
初心者には、ウェッジ3本体制をおススメしました。
これは、初心者に優しいクラブ(アイアン)には「ストロングロフト」化したアイアンが多い傾向があるので、PWから下の番手に空きが開くことを防止するためです。
現代のストロングロフト化したPWで120y以上飛ばす方は、特に3本体制をお勧めします。
PWで100y以下の方は2本体制でも構わないですが、やはり3本体制のほうがグリーン周りの選択肢が増える分スコアに直結すると思いますよ。
また現在のウェッジ市場は、1度刻みで販売しているクラブも数多くありますので、選択肢の幅も大きいと思います。
昔は、どのメーカーのウェッジも52度と58度しか選択肢が無かったんですよね。今はかなりのバリエーションのロフトが販売されているので、選ぶのも楽しくなっちゃいますよね☆
余談ですが、よく「PWで150yくらい飛んじゃったよ」って自慢気に言っている方を見かけますが、恥ずかしいのでやめましょうね♪
そういう方に「すごいですね~♪僕はそんなに飛びませんよ。僕の代わりに僕のPWで打ってみてくれませんか?」といって打ってもらうと。
ほとんどの方は、100y超えません。そして決まって「君のクラブは古すぎるから、飛ばないだろうね」と言われます。
いや、あなたが飛ばせないだけですから。。。
余談はこれくらいにして、皆さんもアイアンセットのPWの「ロフト角」からウェッジを選択してみていかがでしょうか。
新しいウェッジのセッティングにすれば、練習場でもウェッジの練習量が増えるので、結果的にスコアが伸びるなんてオマケも付いてくるかもしれません。
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