九州に住んでいても知らないスポットや魅力がたくさんあります。
今回も相棒「ジクサーSF250(愛称:ジク助)」と共に九州の魅力を発掘・紹介していきます。
今回、紹介させていただくスポットは『祝口観音の滝』です。
今回は初の熊本県天草地方の水源巡りになります。
ほぼ毎週末水源巡りして、早くも7カ所目の水源レポートになります。
意外や意外の熊本県上天草市にある「祝口観音の滝」という水源へのツーリングレポートです。
熊本県の天草といえば、豊富な水産が有名です。水源というより釣りやイルカウォッチングが全国的には有名だと思います。
そんな天草にも水源がありました。正直言うと水源がある事は最近まで知らなかったです。
実際に訪れてみて、改めて自分の知らないスポットや魅力ってたくさんあるのだと知ることができました。
【熊本県】静かで癒される「祝口観音の滝」
上天草市の山間の「観音の池公園」のすぐそばにある『祝口観音の滝』です。
まさか、天草にこのようなスポットがあるのはビックリでした。
天草には、何年も「アジング・メバリング・エギング・ジギング」などルアーフィッシングには数えきれないくらい訪れていますが、「天草の海」ではなく「天草の山」の訪れたのは初めてです。
天草には「天草空港」があるのですが、便数やアクセスが少なく遠方の方は「熊本駅」からレンタカーを借りて天草を訪れる方がアクセス的には楽だと思います。
空の旅だと「くまもと阿蘇空港⇔天草空港」「福岡空港⇔天草空港」と行けます。天草空港からタクシーで5分ほどでレンタカーを借りれるところがあるので、空の旅は以上のようなアクセスです。
さて、「JR熊本駅」から70㎞程度の距離になります。車だと「2時間弱」といったところでしょうか。
さらに一番近い高速ICは、熊本県の「松橋IC」が一番近いインターチェンジになります。所要時間は「1時間30分」程度ですので、JR熊本駅より少し近い感じですね。
水源(取水場所)は滝のふもとにあります。
滝の上には「観音堂」が鎮座されているので、登ってみるとパワーを貰えるかもしれません。
【場所】祝口観音の滝の地図
近くには、観音の池公園があります。池の周りを1周できようになっているので、ツーリングなどで訪れた際は回ってみてください。
季節が合えば「教良木田んぼアート」も近いので、気になる方はチェックされてみてください。
【水源】祝口観音の滝までのツーリングの経路
今回は天草へのツーリングということで、有明海沿いを通るルートでツーリングをすることにしました。水源巡りスタートはいつもの「くまもと阿蘇空港」から出発としました。
出発地点のくまもと阿蘇空港から「85km程度の2時間オーバー」のツーリングになります。高速道路を使うと少しだけ早く着くのですが。当然、おしりが痛くなるので途中で休憩を挟んでツーリングを行います。
カーナビには「住所」を設定すると案内可能です
スマホの場合、グーグルナビに「祝口観音の滝」と入力するとナビしてくれますが、自動車のカーナビでは検索できませんでした。もしかすると、違う機種のカーナビだと検索可能かもしれません。
自分の場合、ツーリングでは「グーグル先生」にナビをお願いしているので、検索可能です。ただし、「グーグル先生」は時よりマニアックな道を教えてくれるので、びっくりしますけどね。
遠方からレンタカーなのでのお越しの際は、住所を入力をおススメします。
海沿いのツーリングは、本当に気持ちいい
山の峠道も木々の囲まれて気持ちいいですが、海沿いの道も潮の香りを感じることが出来て心地よい風も感じることが出来て気持ちが良かったです。
有明海沿いのツーリングなので浜辺が続く道というわけではありませんが、レンタカー等でお越しの際はお気に入りの音楽を聴きながらのドライブはいい思い出になると思うのでお勧めですね。
やはり、途中の休憩には「世界遺産登録 三角西港」が最適だと思います。
この三角西港は、観光スポットでもありますが多くの釣り人も訪れています。
交通アクセスや足場の安全性から家族連れの釣り多いです。
この「三角西港」だけでもスポット紹介出来るくらい、歴史的建造物などもあります。
JR熊本駅から車でもそれほど時間が掛からないので、気になる方は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
いずれ、この「三角西港」についても『旅log』を書けたらいいなと思っています。
天草は海だけではない、『水源』だってあるんだ!!
こちらが祝口観音の滝の入り口になります。
この左側に水源の「水汲み場」がありますので、水汲みの際はそちらを利用されるといいです。
また、滝の上には「観音堂」があります。そちらに登る際は、足元が悪いので注意してください。
いざ、滝の観音堂へ登ってみます。
最初に言っておきます。「かなり急勾配で足元も悪い」ので、注意してください。
なにせ、登り口には無料の杖が置いているくらいです。登る際は使われるのも良いかもです。
登る途中に、噴水がお出迎えしてくれます。
自分が訪れた時は噴水の元気がなかったですが、行楽シーズンや夏場などは元気に水を噴射していると思います。
岸壁が自然にえぐれているような地形なので、岸壁を削った階段などが待ち受けています。
また、滝のそばを歩くので湿っている場所や濡れている場所もあるので足元には十分に注意が必要です。
登ること5分程度で「観音堂」に到着です
確かに時間にすれば5分程度で到着するのですが、先ほども書いたとおり階段などが険しい。
ちょっと気楽に登ろうと登り始めると、確実に後悔します。
このような絶壁の岩を削って階段にしている場所がたくさんあります。
距離で言うと、おそらく500mくらい登るだけです。しかし、着いた頃には息切れでした(マスクしてたし)
自分が訪れた時は、扉が閉まっていたのでそのままお参りをしました。
ただ、扉の施錠はしていないようなので、入ることも可能かのかもしれません。
ビビりの自分は、とても一人では入る勇気はありませんでした。
この観音堂の先にも道らしいものはあるけど
観光客が多くいれば、色々探検したかったのですが、訪れた時は自分ひとり。
とうぜん、ビビりの自分はこれ以上先には怖くて進めません。
勇気を振り絞って少しだけ登ってみましたが、獣道のような道だったので断念です。
もし、この先に行ったことがある方がいたら、ぜひコメントください。
ちょっぴりこの先に何があるか気になると言えば気になる。。。
下山して、水汲み場で「水源」を味わうと格別です
かなり険しい道を昇り降りしたおかげで、喉はカラカラでした。
寒い季節だったとはいえ、ポカポカ陽気でライダージャケット着たまま登山ですからね。
そんな状態で、こちらの水源の水を飲むと『あぁ~!!行き帰った!!』と思わず言葉がこぼれます。
飲んだ感想は「岩肌から生まれたての硬派な水」って感じで、すっきりとしていて冷たくて美味しいお水です。おそらく水温も年間等して一定で冷たく飲みやすいと思います。
【解説】祝口観音について
昔から、どんな干ばつの時でも絶えることなく湧き続けた水源のようです。
滝の中腹にある「観音様」がこの滝やこの地域の人々を守ってくださっているのではないでしょうか。
「安産、無病息災、五穀豊穣を祈願し、この清水をいただく参拝者が絶えません。」
と書かれています。なんとなく、地元の方々のパワースポット的存在なのかもしれませんね。
調べてみると、標高300mあるそうで、「天然記念物・名勝指定等」であり、なんと『熊本の名水100選』に選ばれている名水だということでした。
絶壁が自然が生み出したまるでウォータースライダーのような滝が、全長約280mの長さをほこり下流の教良木ダムに注いでいます。
【まとめ】天草には魅力がいっぱい「祝口観音の滝」でした
昔は、天草のような島で生活用水を確保することは非常に困難で大変だったはずです。
そんな環境下で、昔から枯れることなく湧き続ける滝の水はまさに「命の水」だったのではないでしょうか。
天草といわれると、「海の幸」が豊富で有名です。しかし、このような水源のおかげで人々が生活できて、その地域にコミュニティーが出来る。
まさに地元の方の『パワースポット』なんだと思います。
当然、天草には多くの観光名所が存在しイルカウォッチングや『世界遺産 崎津集落』と見どころがいっぱいです。特に『世界遺産 崎津集落』は、ぜひ訪れてほしい天草のスポットです。
総合評価:72/100点
昔から地元に愛された水源です。また、天草の魅力は他にもたくさんありますね。
現在では、訪れている方もそれほど多くはないようです。
季節的に春から夏にかけて観光客も増えるとと思いますが、自分が訪れたのが滝を見るには季節ハズレだったのかもしれません。
今回のスポット巡りは、水源巡りというより「滝と観音様」のご紹介になってしまった気します。。。
改めて水源のお水は、「岩肌から生まれたての純粋無垢で硬派な水」という印象で本当においしかったです。きっと天草のパワーを貰ったと思います。
天草には、魅力が多くて楽しいスポットも多いです。この「祝口観音の滝」のすぐそばには「田んぼアート」が有名な『教良木田んぼアート』があります。気になる方はチェックしてみてください。
また、釣りや海関連の観光スポットでも一日中楽しめる天草なので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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