2016年の熊本地震を経験したものとして、今回は防災面でもアウトドア面でもおススメな3アイテムを紹介させていただこうと思います。
この3アイテムは、実際に熊本地震時にも活躍したアイテムです。
持っているだけで、間違いなく趣味でも防災にも役に立つアイテムだと思いますので、気になる方はチェックしてみてください。
本来は、もっと多くのアイテムを紹介したいところですが、自然災害は発生した時に多くのアイテムを瞬時に持ち出すことはかなり難しいです。
台風や大雨などのある程度の予測がつく災害でも、たくさんの便利アイテムを持っていくのは不可能に近いです。
ましては、予測不可能な地震は、本当に「着の身着のまま」で命を最優先にしないといけません。
なので、今回は「持っていて絶対に損をしない3選」に絞りました。
【第1位】ぶっちぎりアイテム「ソト レギュレーターストーブ」
いきなりの第一位は、「ソト(SOTO)レギュレーターストーブ」です。
この商品は、残念なことに昨今のアウトドアブームによって「プレミア化」されていて通常価格では買うことが出来ないくらいの人気商品です。
正直言うと、このような商品を1位にするのは気が引けました。ただ、本当に使える商品だったので、今回は素直に第1位とさせていただいています。
地震当時は、ガスの復旧(都市ガス)が一番遅かった記憶があります。順番で言うと「電気→水道→ガス」という順番で復旧したと記憶しています。
そして、当時の記憶として「家の中にいることが怖い」ということです。余震が頻発するので家の中のほうが怖い。なので、ほとんどの方は用事がない限り野外や車の中で過ごしていました。
そんな時の食事で大活躍したのが「ソト レギュレーターストーブ」でした。とにかく、温かい食事が出来るだけで落ち着いたので、当時は「本当に買ってよかった!!」と息子・娘と話した記憶があります。
何より、ガスボンベが家庭用ガスボンベ(CB缶)を使える点は、入手面を考えると本当にありがたかったです。それでいて超コンパクトに収納が可能な点は高評価です。
当時はニュースでも取り上げられましたが、かなりの方が『車中泊』をされていました。昼間は庭や避難所で生活するのですが、夜は「車中泊」です。車の中の限られたスペースでのコンパクトさは本当に正義です。
自分が買ったのは、やく6年ほど前で「釣りでカップラーメンが食べたい」という理由で買いました。
その当時は、意識しない定価で買ったのですが今では買えないのは少し悲しいです。
ただし、6年間もアウトドアに防災に使え、未だに現役バリバリなので耐久性は折り紙付きです。
※価格がおかしなことになっているので、欲しい方は様子を見て購入してください。
現在では、似たようなアイテムが数多く販売されています。さすが「ソト レギュレーターストーブ」ほどコンパクトに収納は出来ないまでも、家庭用ガスボンベ(CB缶)が使える商品があるので、そちらも紹介しておきます。
【第2位】やはり睡眠は、かなり大事「寝袋(シュラフ)」
正直言うと、寝袋ならどのメーカーでもいいと思います。
重要なのは、「快適温度」です。自分が持っている商品は「8~25℃」となっています。
このクラスは「春~夏~秋」の比較的暖かい時期で使用する寝袋です。
なぜ、このクラスの寝袋かというと「快適温度が低いのは、収納がデカい」につきます。もう、寝袋が大きいと荷物でしかありません。しかも、比例して重くなるダブルパンチです。
寝具は、使わない時は邪魔でしかありません。でも、寝る時は超必需品になります。
やはり、車中泊や災害時はコンパクトさは『正義』です。場所を取ると本当に大変で、気持ち的にも不安定な時のストレスはかなり体調にも影響します。そうなると、これこそコンパクトさが非常に重要となるわけです。
熊本地震は4月に起こりました。昼間はそれほど寒くはないのですが、夜はやはり肌寒いかったです。
この寝袋のおかげで、夜も凍えることなく寝る事ができました。
このような経験からも、夏などのキャンプシーズンに快適に使える寝袋はキャンプ未経験者でも持っている価値があると思います。
真冬にキャンプわれる方は「快適温度0℃以下」のモノをおススメしますが、それ以外の方は「快適温度10℃」くらいでも十分に活躍してくれると思います。
個人的には「このクラスの寝袋+電熱ベスト(毛布)」だと、0℃くらいまで快適に就寝できるのでおススメの組み合わせです。
※自分が持っている電熱ベストです。冬の釣りやバイクの運転で重宝しています。
【第3位】やはり照明は必需品「LEDライト」
以前、紹介させていただいたLEDライトも健在なのですが、こちらのLEDライトはコンパクトになっています。コンパクトだからといって照度は「超優等生レベル」です。
ただ、このLEDライトは「防災安全協会推奨品」なのです。当然ですがPSEマークも付いています。
バッテリー容量だって10,000mAhというモバイルバッテリー並みの容量です。当然、スマホなどの充電も出来ます。
熊本地震時は、車中泊をする上で「エンジンをつけっぱなし」が問題でした。というのも、地震発生から数日でガソリンスタンドが各地で空っぽになり、開いているガソリンスタンドは長蛇の列で大渋滞でした。
バッテリー上がりを気にしてエンジンを掛けると「ガソリンが心配」といった具合に悪循環なのですが、こういったLEDライトのおかげで車内でもそれなりに過ごすことが出来たは本当に助かりました。また、照明を高いところから照らすと野外のバーベキューなどでは本当に重宝します。某ユーチューバーの方のように、キャンプで生焼けの肉でお腹を壊すなんてこともないでしょう。
持ち手が付いているので懐中電灯としても使えますし、持ち手部分をテントに吊り下げることで、室内の照明にも使うことが出来ます。また充電にmicroUSBが使えることで、これによってモバイルバッテリーから充電が出来るので、使える時間が大幅にアップします。
こちらのアイテムは、2020年6月に購入したばかりで耐久性は解りません。それほど頻繁に使うものでもないので、これからどの程度使えるかは時期を見て再度レビューしたいと思います。
ちなみに以前レビューしたLEDライトは、現在も現役バリバリなので気になる方はチェックしてみてください。
【まとめ】アウトドアにも防災に役に立つこと間違いなし
アウトドアやキャンプをされている方は、当然のように持っているアイテムなのかもしれません。
自分も釣りが趣味で『車中泊』などに慣れているおかげで、このようなアイテムを持っていました。
よく、嫁さんに「災害でも使えるから」と言って買ったいましたが、まさか本当に災害に使うなんて思ってもいなかったし、その当時は嫁さんと「持っていて本当に良かった」と言っていたことを思い出します。
今回紹介した3アイテムは、持っていて損するは全くありません。
なんなら台風時の防災グッズとしても十分に使うことが出来るはずです。
当然ですが、紹介したものと同じモノであある必要はないと思っています。
自分が気に入った、アイテムでも良いと思います。
重要なのは『温かい食事や飲み物を食べれる』『寒さをしのげる』『暗闇に対応できる』ことです。
ひとたび災害が起きると、「電気・水道・ガス」の3大インフラが停止します。
色々な方々の努力のおかげで復旧も昔より早くすると思いますが、その間は、自力で切り抜けなくてはいけません。
そんな時に、今回紹介した3アイテムは必ず役に立ちます。
この3アイテムがあって本当に良かったと、自分自身が熊本地震で経験済です。
これ以外にも役に立ったアイテムはたくさんありますが、アウトドアにも活躍して災害にも活躍するアイテムということでこの3アイテムを選びました。
趣味の道具が、そのまま防災グッズになるなんて、まさに「一石二鳥」だと思います。
もし、気になる方がいらっしゃいましたらチェックしてみてください。
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