せっかくバイクでツーリングしているので、今回から「旅log」を追加してみました。
相棒「ジクサーSF250(愛称:ジク助)」と共に九州の魅力を発掘・紹介していきます。
本来なら、新しいブログを立ち上げるという案もあったのですが、そもそもこのブログ自体の更新頻度もそれほど多くありません。
それなら、このブログの更新頻度を上げる効果も狙いつつ、新カテゴリー「旅log」を追加しました。
そして、最初の「旅log」は『熊本県 吉無田水源』です。
【熊本県】吉無田高原にある「吉無田水源」
下のほうに地図を載せておきますが、熊本空港から車で20分程度の山間部になる吉無田高原という地帯にある水源です。
近くにミルク牧場などがあるので、お子様連れのご家族でも比較的に行きやすい水源だと思います。
吉無田水源所在地
- 住所
〒861-3323 熊本県上益城郡御船町大字田代 - 駐車場
有り 20台程度 - 取水料金
基本無料 神社へ参拝を - トイレ
有り(冬は利用不可!?)
駐車場もすぐ近くにありますので、水源まで歩くのも短くアクセスも良好だと思います。
また、駐車場が無料で入場料等も無いので、ペットボトルを持っていくと誰でも『無料』で取水することが出来るのもうれしいポイントですね!?
【場所】吉無田水源の地図
阿蘇くまもと空港から、車でおおよそ20~25分くらい南にあります。
高速道路は「山都中島西IC」が一番近いです、水源まで車で10~15分くらいで着きます。
【水源】吉無田水源までプチツーリング
自分のような、「水源の知識は素人」が解説するのはおこがましいですが解る範囲や調べた範囲でお伝えします。
今回は、ツーリングと合わせて水源の旅に行ってみました。
訪れた季節は2021年1月15日です。
先週の数年に一度の大寒波が収まったポカポカ陽気の晴れの日に行ってきました。
平地の気温は12~15度くらいあったので、ツーリングしても寒くないくらいの気温です。
仕事の用事で、御船町に用事があったついでに寄り道したツーリングになります。
到着するまでに景色が一変する!!
御船町で仕事をしている時は、本当にあたたかっかったのです。(ジャケットがいらないくらい)
しかし、山間部に上がるにつれて、日陰は雪が残っていました。(意外に標高があります)
最初は、「おぉ~、雪だ!!」ってな感じで興奮していました。
しかし、登るにつれてだんだんと残っている雪が多くなってきます。
走るにつれて、「興奮」から『恐怖』に変わっていくのが解りました。
まあ、平日の山間部なので車が通ることもほとんどなく数分に一回くらいしかすれ違うこともない。
なので、速度はかなり抑えめで『安全運転』でのツーリングを心掛けました。
駐車場に到着して、水源に向かう歩道と休憩スペースはこんな感じです。
南国の九州である熊本県とは思えない光景でした。
ちなみに、「吉無田水源の駐車場」の看板がありますので、駐車場は比較的に解りやすいです。
【水神社】水源の守り神もいらっしゃいます
いざ到着すると、最初にお出迎えするのが『水神社』になります。
自分は、水源より水をいただく前にお参りさせていただきました。
この鳥居の左側に水源がありますので、そちらから取水することが出来ます。
平日に訪れたのですが、数名の方が取水をされていました。
ここら一帯では有名に水源らしいので、休日は多くの方が取水に訪れるらしいです。
毎時約500トンの湧水は驚きです
決して大きな水源ではありませんが、「毎時約500トンの湧水」は驚きです。
単純に、1分間に8トン以上もの湧水になります。
この水源は、清水川から八勢川に流れて「一級河川」である『緑川』に流れ着いて有明海に達しています。
緑川河口は、「シーバス」が有名でランカーサイズのシーバスも釣れると聞いたことがあります。
この水が流れついた河口なら、なんとなくうなずける気もしますね。
ここが取水できる場所になります。
奥のほうで地元の方がペットボトル数十本に取水されていました。
手前のパイプからも取水出来るので、自分は500mlのペットボトルに飲む分だけ取水させてもらいました。
【水神社の奥は・・・】なぜか裏側に看板がある
この看板は、水神社の裏にありました。
なぜ、取水から解りやすいところにないのかは不明です。
しかも、すこし看板が痛んでるし、、、
そもそも、「フネッピー」って何なんでしょうかね???
※調べてみると、「フネッピー」とは御船町のマスコットのようです。
【歴史】吉無田水源のあらまし
写真では、文字が見にくいと思いますが簡単に説明すると。
江戸時代、藩内各地での水不足を察知した肥後藩は、この地に植林を奨励しました。1815年(文化12年)から1847年(弘化4年)までの32年間に240万本の植林が行われ、その後も引き続き1867年(慶応3年)までの52年間で3,418千本の植林の結果、吉無田水源の湧水を始め各山系の裾野にも湧水が増えたといわれています。
このように植林がもたらした貴重な湧水源が「吉無田水源」であり、その水源からの水は江戸時代の初めごろ、時の木倉手永惣庄屋木倉(吉田)太郎兵衛が通した全長20kmの「元禄井手」や嘉永の末年に惣庄屋光永平蔵が開いた全長28kmに及ぶ「嘉永井手」を通って田代、上野地域の水田かん養はもちろん、地域住民の生活用水となっています。自然の清水に関心が高まった現在、良水を求めて吉無田の地を訪れる人は1日100人を上る賑わいです。
引用元:熊本県総合博物館ネットワーク・ポータルサイトより
ということらしいです。
半世紀もかけて植林を行い、水不足を克服するとはあっぱれですね。
熊本は「水の都」などと呼ばれていますが、熊本の水源にも色々な歴史があって面白いと思いました。
ってか、昔の人てすごいですね♪
この先はビビッていけませんでした。。。
実は「水神社」の右側は、写真のように奥へ進むことが出来ます。
雪が残っていて、足跡があるので奥へ行った人も多くいるようです。
しかし、平日の数人しか取水に訪れていない状況で、ビビりの自分は少し先まで行って諦めました。
おそらく冬なので「熊や蛇」などの動物は冬眠中だと思いますが、一人ではさすがに怖い。
奥は、さらに雪が残っているので、その分怖さが増してしまいました。。。
ただ、写真のように足跡が多く残っていたので、この先に何があるのか気になるところではありますね。
もう少し温かくなった休日あたりだと、人気も多いでしょうから行きやすいかもしれませんね。
【取水】お水は、冷たくてまろやかです
調べてみると、吉無田水源の水は年間通して約13℃くらいなようんです。
この澄んだ水は、地元の米や高原野菜、お茶、納豆、豆腐、パンなどさまざまな製品の製造で使われているみたいです。
ツーリング途中に「茶畑」や「田んぼ」があったので、この水源の水が使われているのかもしれませんね。
自分もペットボトルに入れた水を飲んでみましたが、自分のような「水源素人」でも水道水よりまろやかなのが解りました。
この水で「コーヒー」や「紅茶」などを入れると、間違いなくおいしいと思います。
自分はなぜか「この水でカップラーメン作ったらおいしそう!!」と思ってしまいました。
※こんなことだから、太るんだと思います。。。
【まとめ】熊本県の有名な名水『吉無田水源』でした
今回は、九州の熊本県にある水源「吉無田水源」にツーリングしてきたお話でした。
そもそも、熊本県の御船町と言うところは「恐竜博物館」が有名です。
近くには、西原村の「ミルク牧場」や今回訪れた「吉無田水源」がありますし、山都町には「通潤橋」もあります。
皆さんも、御船町を訪れた際は立ち寄ってみてください。
しかも「阿蘇くまもと空港」からも近いので、レンタカーなどでも行けると思います。
ただし、南国熊本とはいえ「阿蘇の外輪山の南側」に位置しますので、寒い季節時の訪問には十分注意してください。
総合評価:88/100点
自分も今度訪れる時は「カップラーメンセット」を持参してみたいと思います♪
※「コーヒー」だと、いかにもって感じなので自分はカップラーメンかな・・・
これからも、少しづつですが九州の魅力も紹介出来たらと思います♪
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