九州に住んでいても知らないスポットや魅力がたくさんあります。
今回も相棒「ジクサーSF250(愛称:ジク助)」と共に九州の魅力を発掘・紹介していきます。
今回、紹介させていただくスポットは『潮井水源』です。
実は、この『潮井水源』には、5年ほど前に行ったことがあります。
それは、2016年4月の「熊本地震」が起きる前でした。
その時は、あまり知られていない地元の方が多い水源という感じでした。
その『潮井水源』に5年ぶりに行くことにしましたので、ブログで紹介させていただこうと思います。
ただし、この水源は現在「取水」はできないことはご了承ください。
【熊本県】益城町にある「潮井水源」のいま
くまもと阿蘇空港から10分程度で着くこと出来る「潮井水源」です。
近くには「潮井公園」や「益城町四賢婦人記念館」などがあります。
プチ情報ですが、「潮井水源」の駐車場にもなっている『益城町四賢婦人記念館』は、この近くに来た際は、寄ってほしい記念館の一つです。
この「益城町四賢婦人記念館」に訪れるだけでも価値のある記念館だと思っています。
自分は、プチツーリングで行ったので、かなり近くまで行くことができましたが、車で行く際は「四賢婦人記念館」の駐車場から歩くことになるかもしれません。
歩くといっても、100メートルくらい歩くだけなので、「潮井水源」へのアクセスは普通にできます。
【場所】潮井水源の地図
阿蘇くまもと空港から、車でおおよそ10分くらい南にあります。(直線で2kmくらい)
高速道路は「益城IC」が一番近いです、水源まで車で20分くらいで着きます。
注意:道中はかなり狭い道路を通る必要があります。大きい車での行く際は注意してください。
【水源】潮井水源までのプチツーリング
久しぶりの休みだったので、なんとなく「阿蘇くまもと空港」まで行ってから、いざ「潮井水源」へのプチツーリングがスタートです。
と言っても、かなり近くの水源です。あっという間に着くなずでした。
熊本地震から約5年くらい経過していますが、山林や集落の道路や法面(のりめん)の復旧は、現在も行われています。
この「潮井水源」周辺でも、まだまだ復旧関連の工事は行われています。
なので、工事中や工事車両などで片側通行や通行止めなどがある可能性があるので注してください。
道中の目印は「潮井自然公園」や「四賢婦人記念館」を頼りに進みます
基本的に、「潮井水源」という案内看板は見当たりませんでした。
なので、自分も5年ぶりの道中とあって、少し道に迷いそうになりました。
水源へお越しの際は、注意してください。
車でお越しの際は、潮井自然公園駐車場へ
自分が行ったときは、車で近くまで行けるか判断することはできませんでした。(2021年1月現在)
なので、マイカーやレンタカーなのでお越しの際は、「潮井自然公園駐車場」へ止めていただいたほうがいいと思います。
その駐車場の奥に「四賢婦人記念館」がありますので、よかったら寄ってみてください。
写真にあるように、「関係者立入禁止」という看板があったので、この先に車両がいけるかは不明です。
自分はバイクだったので行ってみましたが、そばで「法面整備工事」をしているようだったので、立入禁止はその工事エリアだと思いました。
しかし、道が整備されているわけではないので、橋の先に行く際は「自己責任」でお願いします。
【熊本地震】潮井神社と水源を襲っていた
写真を見ていただくとわかると思いますが、「潮井神社」は復旧してありますが、その周りはそのままです。
神社への階段や倒れた樹木は、おそらく当時の地震をなるべく残しているのだと思います。
正直言うと、この光景を見た時に「5年前のあの大地震」の記憶が少し蘇りました。
同時に、皆さんに少しだけでも知ってほしいとも思いました。
写真だけでは伝わりにくいかもしれません、よければ「実物」を見て感じていただきたいです。
残念ながら「取水」はできませんでした。。。
熊本地震の影響だと思いますが、地震前にできていた取水の場所は完全に壊滅状態です。
おかげで、「取水」はできる場所はありませんでした。
しかし、水源が枯れたわけではなく今も昔も水源は健在です。
多くの水が流れていますので、今後整備されれば「取水」できる日もくると願っています。
まだ「潮井神社」へ近づくこともできない状態です
立入禁止のバリケードがされていて、潮井神社の近くまで行くことはできませんでした。
「取水」が出来なかったので、せめてお参りくらいしたかったですが安全面上危険なのでこの先にはいきませんでした。
「潮井神社」の歴史をすこしだけ
建仁2(1202)年に塩井宮の名で初見する。祭神は五穀豊穣の神秋津彦神で、境内からは現在も岳ヶ水水源の清水が滾々と流れ出している。干ばつ、日照の際には村人皆で潮井神社に詣でて雨乞いをしたという。境内には「徳富蘇峰先生誕生地碑」がある。
引用元:熊本県益城町HP 潮井神社より
おの大地震だった熊本地震でも水源が枯れずに流れ続けているのは、この「潮井神社」が守ってくれているおかげなのかもしれませんね。
【そばの池】ヤマメの稚魚が放流されています
潮井神社のすぐ下に小さな池があるのですが、その池には「ヤマメ」が放流されていました。
なかなかすばしっこいので、写真にとらえるのに苦労しました。
ヤマメのような清流に生息する魚を放流中ということは、今もこの水源はきれいな水質という証拠だと思います。
ますます、この水源が整備されていつの日か「取水」できる日が来ることを願うばかりです。
※良い子の皆さんは、「ヤマメ」を取ったりしないでくださいね(バチ当たるかもです!)
【まとめ】文化財に指定される計画もあるそうです
色々と調べていくと、文部科学省は布田川断層帯を天然記念物に指定する方針の計画もあるようです。
2016年の地震であります熊本地震の布田川断層帯は、熊本地震後に西原村や南阿蘇村などにかけて約30キロにわたって露出そうです。
熊本県は、この布田川断層や被災建物を「震災遺構」として保存・活用し後世に残す計画があるらしいです。
写真にあるように、バリケードに地震についての詳しいことが写真付きで乗っていますので、お越しになった際は見てみるといいと思います。
今回は、残念ながら「取水」は出来ませんでした。
しかし、熊本地震の爪痕や規模の大きさは、この潮井水源と潮井神社で垣間見ることができます。
神社近くは、まだまだ足元も悪く、整備されている感じはしません。
お越しの際は十分に足元を気を付けて見学されるようにお願いします。
総合評価:48/100点
※熊本地震から復興したら、再評価をしたいと思います。(2021年1月時点)
いつの日か、この水源が整備されて「潮井神社」や「水源」に気軽に来れる日が来ることを願いながらプチツーリングの帰路につきました。
皆さんも、この「潮井水源」へお越しの際は地震や自然のすごさを感じていただければ幸いです。
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